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アレルギー検査2012.09.29
院長の愛犬CHAMP君で~~す。
子犬の頃から皮膚やお腹が弱くよく痒がったり下痢をしたりしていました。
先日もお腹に湿疹ができたり、足の裏にマラセチアというカビが感染したりしたので、
アレルギーを疑いアレルギー検査をしました。
まず第1段階として、アレルギーがあるのかどうかの検査です。
生後2歳未満の犬では16.3%以下が正常値のところ25.5%
今、痒がっているのはアレルギーによるかゆみということです。
次に第2段階として、ではこのかゆみの原因は何かを検査しました。
血液の中のIgEという抗体を測定しこの値が高いものはアレルギーの原因となります。
検査の結果アルテリナリアとペニシリウムというカビ
そしてとうもろこしにやや反応しています。
また他の値もまだアレルギーを疑うまでの高い数値ではないですが
色々な物に対して抗体ができており、敏感肌・アトピーと診断しました。
第3段階として、IgE検査の結果では要注意程度の抗体価上昇ですが、
症状はこの値よりも激しく思われたので、
食べ物アレルギーを疑いリンパ球反応検査をおこないました。
食べ物アレルギーではIgE抗体が関与しない場合が多く、
約7割はIgEが上昇していないといわれています。
食べ物アレルギーの時はリンパ球が関与しておこることがほとんどです。
検査の結果、牛肉と卵白と卵黄にアレルギーが認められ、
鶏肉が要注意でした。
この結果からCHAMP君は牛肉と卵の食べ物アレルギーと診断しました。
治療はこれらの食品を摂取しないことです。
ハンドメイドの食事でもいいのですがカロリーや栄養素やビタミン・ミネラルなどを調整することは難しいので低アレルギーの処方食を与えることにしました。
処方食にしてからはまだ少し皮膚病変は残っていますが、お腹の具合もよくなり快適に生活を送ることができています。
ここで本来は検査終了の予定だったのですが・・・
飼い主である院長がトレーニングの時に何かご褒美を与えたいというので、
第4段階の検査として、ではいったい何を食べてもいいのか?の検査をおこないました。
検査の結果、ジャガイモは要注意ですが、低アレルギー食によく使用されている他の食材は食べてもいい事がわかりました。
で・・・
いまはご褒美としてご飯を小さなおにぎりにして、おやつの変わりにしています。
あ~~~~あ
こんなアレルギーの検査のためのモデル犬にならなくてもいいのに・・・(涙)
残念な子だ~~