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マンチカン2015.6.24
バロン君は歯石が付着し歯肉炎を起こしかけていましたが
難治性の歯肉口内炎を起こしているわけではないので歯石除去手術だけで抜歯処置はありませんでした。
術前は臼歯に歯石が付着しています。
術後はすっかりきれいになり真っ白な歯になっています。
今後は再び歯石が付着しないようにデンタルケアーが必要です。
今日の手術は・・・特別珍しい手術ではないのですが・・・
何が珍しいって・・・バロン君の種類です。
マンチカン、猫版ダックスのような体型がとってもかわいいですね。
バロン君は病院に来院した時は緊張していてちょっと攻撃的なので
歩いている姿など見ることは出来ないのが残念です。
寝ている姿は・・・
短い足がなんか見慣れないですが、愛嬌がありますね。
なのでマンチカンが世の中に出てまだ20年
突然変異で生まれた猫なので・・・これからシニアになった時にどのような病気に罹りやすいのかまだまだ未知の猫ちゃんなんです。
いつまでの元気でいてくださいね。
脂肪幹細胞療法2015.6.23
11歳のオスのフレンチブルドックのぼん君
2年前から後ろ足の震えがありました。
そして今年の4月末に急に歩行することが出来なくなりました。
もともとフレンチブルドックは脊椎に奇形があることが多く
ぼん君も脊椎に奇形がありました。
それに加えて椎間板ヘルニアを起こしたようです。
椎間板ヘルニアの治療には内科的治療と外科治療があります。
飼い主さんは外科は希望していないとのことでしたので内科的治療とリハビリをおこなっていました。
治療の結果、起立して少しは歩行することは出来るところまでは回復しましたが
まだまだ思うように歩くことが出来ずすぐに転倒してしまいます。
そこで、第三の治療といわれている幹細胞療法をおこなうことになりました。
今日はぼん君のおなかの脂肪をビー玉くらい摘出する手術を行いました。
この脂肪の中に含まれている脂肪幹細胞を摘出し、2週間かけて培養し数を何百倍、何千倍にも増やしまた体に戻します。
この体に戻した幹細胞は筋肉や血管、心筋、骨、軟骨などに分化し
痛んでしまった脊髄を治して行きます。
この治療に反応すると以前のように走り回ることも散歩に行くことも出来るようになります。
2週間後、脂肪幹細胞が順調に培養できてること、そしてぼん君が治療に反応してくれることをお祈りいたします。
ちなみに私も首痛いんだけどなぁ・・・
さすがに犬用の培養キットではあかんよなぁ・・・
PINOちゃん2015.6.19
今日は看護師の足立さんの愛犬PINOちゃんの避妊手術がありました。
PINOちゃんは先日足立家に来ました。
足立さんのお父さんの職場近くで放浪の旅をしているところ保護され
その後、足立家で預かり保管(保護)の日数が過ぎたため譲渡の手続きが済み
はれて足立家のワンちゃんになりました。
なので正確な生年月日はわかりませんが中年さんだと思われます。
まだ避妊手術もしていなかったので今日手術を行いました。
卵巣と子宮を摘出したのですが早くに手術をして良かったです。
子宮水腫を起こしかけていました。
今までのことはわかりませんがこれからは足立家で大切に育ててもらい
幸せな人生(いや犬生)を過ごしてくださいね。
TOMMY君2015.6.18
今日の手術は8歳7ヶ月のトイプードルのTOMMY君の歯石除去手術でした。
もうすぐ9歳という年齢から考えると今までお手入れはしてくれていたと思いますが
そろそろ1回しっかりと歯のお手入れをしなくてはいけないなぁというくらい歯石が付着してきました。
毎日、診察をしているともっと歯石が付着し歯周病をおこしているワンちゃんをよく見かけます。
幸い、TOMMY君は歯石は付着していますがレントゲン検査でも歯周病をおこしてはいないようです。
歯石除去手術後はピカピカの歯に戻りました。
今後はまた歯石が付かないようにブラッシングを行い、歯周病予防をしてくださいね。
他のワンちゃんもこの程度で歯石除去を行ってくれると抜歯をしなくてもすむのですが・・・
実際はかなり重度の歯周病になってから歯石除去を行うので多くの歯を抜かなくてはいけない事の方が多いです。
早めの対策をしてあげてくださいね。
トラ吉君2015.6.17
5月15日 骨折が治癒して退院をしたトラ吉君
室内で安静にするように指示をしていたのですが・・・
自宅に帰ったら病院のトラ吉君とは一変し、
外に出た~~い、外に出た~~いと猛アピールをしながら
いたるところにマーキングをするそうで・・・・
飼い主さんも根負けをしてしまい外に遊びに出したそうです。
外に遊びに行くようになりすぐに今度はパットを外傷
ぱっくりと切れてしまいまたまた病院に舞い戻ってきました。
退院して再入院するまでの日数は・・・20日間
あんなに外に出さないようにって言ったのに・・・