和歌山県橋本市 病気や予防、トリミングサロンの専門病院

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ブログ

2015.6.15

ツバメの雛が孵ったようです。
今朝、出勤してきたらツバメの巣の下に卵の殻が落ちていました。
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少なくとも2羽はいるようですね。
親ツバメも巣の淵にとまっています。
雛をつぶさないようにしているのでしょうね。
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もう少しでかわいい雛たちの顔を見ることが出来ます。
楽しみですね。

CAP君2015.6.10

午後の診察が始まる前、看護師の寺峰さんが
「CAP君がどうもおかしいです。
ご飯は普通に食べたのですが・・・
お腹が張っているし歩き方がヨタヨタしています」と・・・
CAP君は私の顔を見るといつものようにおやつを欲しそうにしていましたが、
寺峰さんの言うようにお腹が異常に膨れていました。
おなかのレントゲンをとってみると胃にガスが溜まり異常に張っていました。
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胃拡張をおこしていました。
このままガスが流れずガスが溜まれば横隔膜や血管を圧迫し最悪の場合なくなってしまうこともあるので、
すぐに鎮静をかけておなかに溜まったガスを抜き、点滴と胃腸運動改善薬を投与しました。
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今は鎮静からも醒めて、胃のガスも抜けていつものお腹の状態にもどっています。
ただ、先日の血液検査で蛋白質が低く炎症性腸症(IBD)を起こしていることが解り現在治療中のCAP君
今回の胃拡張もIBDと関連があるかも知れないので、これからは今まで以上に気を付けて様子を見てあげなくてはいけません。
まだ11歳・・・それとももう11歳?
いつまでも元気でいてくださいね。
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ツバメ2015.6.2

今年の春から病院の周りにはたくさんのツバメが飛んで来ていました。
でも巣作りをして産卵し雛を育てるということはありませんでした。
また昨年作った巣は、雛がいるわけでもないのにカラスに襲撃されて半壊していました。
でもこの半壊した巣を先日からリフォームしているなぁと思っていたら
なんとなんとツバメの夫婦がここで子育てをすることにしたようです。
先週から巣に座って卵を温めているみたいです。
一昨年、昨年と雛が孵化したころ、カラスに襲撃されて巣ごと破壊されたので
今年もツバメの親子をカラスから守るために紐を張って巣にカラスが近づけないようにしました。
今年はもうツバメは来ないのかと寂しく思っていたので、雛の誕生がとても待ち遠しいです。
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フィラリア予防薬2015.6.1

今日は6月1日です。
今年のフィラリア予防薬の1回目の投薬日です。
お忘れになっていませんか?
和歌山県におけるフィラリアの感染期間は5月11日から11月6日(10年間の平均値)となっています。
5月初めに感染し体内に入ったフィラリアの感染幼虫は体内で脱皮をしながら成長しています。
この現在成長途中の感染幼虫を6月1日に予防薬を投薬して心臓に寄生する前に駆除します。
予防薬が効くのは感染して1ヶ月強です。
なのでフィラリア予防薬の投薬期間は感染開始後1ヶ月から感染終了後1ヶ月となっています。
病院の犬たちもフィラリア予防薬を投薬しました。
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今月はビーフジャーキータイプの予防薬です。
おやつ感覚でぺろりと食べていました。
まだ検査や投薬をしていないワンちゃん猫ちゃんは大至急ご来院くださいね。

タロウ君2015.5.30

13歳のオスのビーグルのタロウ君
27日(水)に元気・食欲がないと来院しました。
いつもはものすごい食欲なの昨日からほとんどご飯を食べないとのことです。
全身チェックをしてみると口の粘膜の色が薄く貧血していることが疑われました。
また飼い主さんとお話をしていると尿の色が濃かったとのこと。
しかも聴診をすると特徴的な心雑音を聴取することが出来ました。
フィラリア症の急性症の大静脈症候群の発症です。
タロウ君は以前はフィラリア症の予防をしていたのですがここ数年は予防をしていませんでした。
この予防をしていない期間にフィラリア症に感染してしまったのです。
大静脈症候群はフィラリアが心臓の三尖弁に絡んで詰まってしまうために起こります。
急に元気や食欲がなくなり、赤黒い血色qを排泄し、呼吸困難になります。
また処置が遅れると多臓器不全をおこし発症後約1週間で死亡してしまう恐ろしい病気です。
治療は手術により心臓に詰まったフィラリア虫体を摘出することです。
飼い主さんに現在のタロウ君の病状を説明し手術の必要性をお話しました。
はじめ手術に対して難色をしめしていた飼い主さんでしたが、このまま治療を行わなかった場合どのような症状がタロウ君に起こるかを説明したところ手術を行うことに同意してくれました。
27日にすぐに入院をし内科的治療を行い全身状態を少しでも良くして置き28日にタロウ君のフィラリア摘出を行いました。
手術の結果18匹のフィラリアを摘出することが出来、絡んだフィラリアにより引き起こされていた心雑音も正常に戻り、尿も普通の黄色い色になりました。
もともと食欲旺盛だったタロウ君は手術後すぐに食事を食べ始め元気も良くなってきましたので
今日、無事に退院をしました。
今後はフィラリアが増えないようにフィラリア予防をしっかりおこなって二度とフィラリアに感染しないようにしてもらいます。
タロウ君、退院おめでとう。
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