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再生医療への取組み 椎間板ヘルニアなどの脊髄椎損傷の治療
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椎間板ヘルニアなどの脊髄損傷の治療

幹細胞療法とは?

動物の体には、さまざまな器官や臓器などに変化する(「分化する」といいます)細胞が存在します。この細胞は幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれ、幹細胞療法とは、この細胞を体外で培養し、イヌやネコの体に戻してあげることで、失われた組織や機能の再生を行う治療法です。

骨髄や皮下脂肪由来の幹細胞は、骨や筋肉、血管を形作る細胞に分化することが知られています。幹細胞療法は、これらの分化する能力を利用することで、自分の細胞から必要な器官や臓器を「再生」させる治療法なのです。

骨髄・脂肪由来の幹細胞が分化する臓器

どんな病気に効果があるの?

(1)椎間板ヘルニアなどの脊髄損傷

幹細胞が血管へ分化して、損傷部位の血流を回復することで、神経細胞の
伸長を補助したり、脊髄全体の再形成を補助すると考えられます。

特に椎間板ヘルニアは発症後2カ月以内に幹細胞治療を行うと、腰が抜けて立てない状態でも、非常に高い効果が出ていると研究会で発表されています。
早めの治療が重要です。

(2)骨折癒合不全 (骨折がくっつかないなど)

幹細胞が骨の周囲にある骨膜や骨細胞、また栄養を運ぶ血管に分化することで、
骨折部位を修復します。

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当院の幹細胞療法とは?

幹細胞療法

イヌまたはネコの骨髄液もしくは、皮下脂肪を採取し、幹細胞だけを特殊な容器で培養します。その後、細胞の数を増やしてから、細胞を集め、洗浄して、患部への直接の注射や、点滴によって体内に投与します。

幹細胞療法

治療の流れ

  1. ①治療相談
    病状や治療経過についてお聞きして、治療のご説明をします。
  2. ②診察・検査
    幹細胞療法を実施するために必要な検査を行います。
  3. ③幹細胞の採取
    骨髄もしくは皮下脂肪から幹細胞を採取します。
  4. ④培養
    2週間程度かけて病院の専門設備で培養を行います。
    (2回目以降は1週間となります)
  5. ⑤点滴注入
    点滴を1時間ほどかけて、ゆっくりと注入していきます。
  6. ④〜⑤過程を1週間おきに合計3回投与します。
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よくあるご質問

  • 幹細胞って?

    動物の体にある細胞は、もとになる細胞からいろいろな器官や臓器を形成する細胞に変化します。この変化を「分化」するといい、このもとになる細胞が幹細胞です。もともと骨髄や脂肪組織に含まれる幹細胞は、筋肉、心筋、血管、骨、軟骨に分化することが知られています。いわゆるiPS細胞やES細胞のような万能細胞とは異なり、分化する細胞が限られているのが特徴です。

  • 幹細胞療法って何?

    病気のイヌやネコから脂肪組織や骨髄液を少しだけとり、そこから増殖させた幹細胞を用いて、ダメージを受けた患者の細胞や組織を修復したり再生したりする治療法を指します。その際用いる幹細胞は、静脈点滴にて投与する場合と、患部に直接移植される場合もあります。

  • どのような病気に効果があるの?

    幹細胞は、骨折癒合不全や脊髄損傷、また炎症性の関節炎で治療の研究が進められています。骨折癒合不全では、幹細胞が骨の周囲にある骨膜(こつまく)や、骨細胞、また栄養を運ぶ血管に分化することで骨折部位を修復していくと考えられています。また、脊髄損傷では、幹細胞が血管へと分化し、損傷部位の血流を回復することで、神経細胞の伸長を補助したり、脊髄全体の再形成を促すと考えられています。

  • どうやって脂肪や骨髄をとるの?

    基本的には全身麻酔下で行い、パチンコ玉程度の脂肪組織を採取あるいは骨髄穿刺をして少量の骨髄液を採取します。(脂肪組織の採取では局所麻酔で可能な場合もあります)

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